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豆腐一丁の志
児童養護施設とは、理由があり日常的に親元で暮らせないお子さんが
生活するところです。そして彼らは18歳になれば、施設を 出ていく時期を
迎えます。
彼らは今まであった居場所を失い、生活も自分だけで支えなければ
なりません。身寄りのない状況で、社会へ出て生活することは私達が想像
できないほど多くの壁が立ちはだかります。アパートを借りる際の保証人問題や
進学しても経済的に厳しく学業を諦めることもよくあると聞きます。
今から50年程前(1960年)、「首里奨学母の会」が発足しました。それはまだ
福祉制度も整っていない時代に、首里の母親たちが毎月の家計から豆腐一丁分
を節約して奨学金を作りだし、経済的に困難な子供達の勉学を支えたという会でした。
その会は会員が1000名になるほど発展し、30年間も継続したといいます。
にじのはしファンドもその志を受け継ぎ、沖縄県内の児童養護施設を退所した子供たち
が将来に夢をもち、それを実現できるよう、サポーターひとり一人の会費をもって支援して
います。
現在は一人の大学生が九州の大学で福祉を学んでいます。会費は一口1000円です。
一人一人の小さな善意が、この子の未来のために役だっています。
私も設立当初からこの会に参加させていただいています。
支援した大学生が福祉を学び、社会へ巣立っていくのがとても楽しみです。
沖縄でも有志の方達でこんなに素敵な活動が続いてくれることに、とても
感動しますし、参加できることも嬉しいかぎりです。
もうすぐクリスマス。温かなな気持ちが愛と平和を作ると思います。
県内にはまだ支援していただきたい子供達がいます。
この会に賛同いただける方、是非ご協力ください。
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