税務調査の時期です・・・。
9月は税務調査が多い月です。一般に税務署の異動は7月に行なわれます。したがって6月中に税務調査は終了し、上司に報告しなければならないことになります。つまり、新たな人員で調査を開始するのが実質的には9月となるわけです。
今回は税務調査の概要を勉強しておきましょう。
◆ 税務調査の概要
税務調査に入られて「なんでうちの会社が税務調査なの?」疑問に思う人もいるかも知れません。税務調査の対象となる法人は下記を基準に判断されているようです。
1 接触法人
2 周期該当法人(3年~5年という一定周期で調査される法人)
3 定業種法人(国税庁、国税局、署等が「重要調査業種目」とした法人)
4 好況業種法人
5 財務分析により分析比率の異常が見られる法人
6 反面資料等と申告に差異が見られる法人
7 有力な情報がある法人
8 現金商売で赤字が継続している法人
税務調査は、避けては通れません。日頃から正しい経理処理をしているつもりでも、何せ税法は複雑ですから、本当に問題が無いかどうかは、調査を受けてみなければわかりません。だからと言って、怖がる必要もありません。自信を持って処理した事項については、はっきりと意見を主張する事が大切です。処理に自信を持つにも、日々の顧問税理士や、財務担当者とのコミュニケーションを密にし、分らない事の裏づけを取るようにしましょう!