セカンド・オピニオン
あなたは手術しないと治りません。
手術するのに抵抗があるのに、担当医からそう言われたらどうしますか?重大な決断をしなければならないとき、不安であれば、他の専門医に相談したいと思うのは当然のことだと思います。そのため医療の現場では、「セカンド・オピニオン」という言葉をチラホラ聞くようになってきました。このセカンド・オピニオン、直訳すれば、第2の意見ということですが、具体的には、診断や治療方針について主治医以外の医師の意見を参考にすることをいいます。
例えば・・・
・診断や治療方針の説明を受けたけれど、どうしていいか迷ったとき
・いくつかの治療法を提示されて迷っているとき
・他の治療法はないか考えているとき
・説明を聞いたがよくわからなかったとき
セカンド・オピニオンを受けると・・・
・診断や治療方針に関して確認することができる
・診断や治療が適切なのかを確認することができる。
・担当医がすすめる治療法以外の治療法を知ることもある
などによって、安心して治療に専念することができます。
「担当医に失礼になるのでは?」と思われがちでしょうが、その心配はまったくいりません。インフォームド・コンセント(説明と同意)という考え方を分かっている医師でしたら治療法を決定するのは患者や家族であることを十分に認識しているからです。
じつはこのセカンド・オピニオン。日頃の生活でも役立てることができます。
例えば・・・
・住宅を購入するとき
・車を購入するとき
・保険の加入をするとき
などのときも利用するべきです。
ご存知だとは思いますが、住宅や車は高価な買い物です。一度購入されるとなかなか買換えがむずかしいものですね?実は保険も高価な買い物なんです。毎月の保険料はたいした金額ではないかも知れません。しかしトータルの支払い金額をみると結構な金額になってしまうのです。
保険の相談会をしていると、「自分の思っていたのと違う」という方がけっこういらっしゃいます。もし勧められている保険がよくわからないなど、迷っていることがあれば、セカンド・オピニオンとしてファイナンシャル・プランナーなどの、他の意見を聞かれることをおすすめします。