通信販売での保険加入のポイント
最近、新聞の折込チラシやDMなどで保険のチラシをよく見ますし、テレビでも同じ保険会社がいくつもの商品のCMをしています。その影響もあってか、生命保険や医療保険を通販で加入する人が増えているようです。その一方、告知と保険金給付のトラブルが増えていると言います。そこで通販の保険加入について考えたいと思います。
「誰でも入れます」「医師の審査はいりません」というキャッチフレーズをよく耳にしますね。確かにそのような保険(無選択型といいます)もあるのですが、全部の商品がそうではありません。しかし、たくさんのCMをやっていますから、そのあたりがいっしょになって勘違いしてしまったり、告知書の記入を甘く考え正直にこたえなかったりする人も多いようです。
通販で保険に入るときは人を介さないので、すべて自己責任で申し込むことになります。ですから告知書の記入には注意が必要です。保険会社側も加入時に書いていただく、本人の告知書だけが頼りになりますから、給付時には本人の病歴や通院歴など詳細な調査をします。そこで、事実と違うと保険会社が判断すると、給付時のトラブルへとつながるのです。
それに比べて、外交員や代理店など人を通して保険に加入する時には面談することになります。その中で取扱者は報告書を提出し、保険会社に知らせなければなりません。ですから基本的に健康状態など嘘つくことはできません。つまり加入時の診査が通販に比べて一段階フィルターがかかるのでその分告知漏れが少なくなり、給付時には通販に比べてスムーズに支払われることが多いようです。
通販はたしかに手軽ですし、便利です。しかし、保険は安心のために入るものです。万が一に備えて入るわけですから、告知書の意味をきちんと理解し、加入するようにしましょう。