禁煙治療が健康保険の対象に！
タバコをやめたい人は4月から、公的な医療保険を使い医師が行う「禁煙指導」が受けられるようになりました。ニュースなどでも何度か特集が組まれていましたのでおわかりの方もいらっしゃると思います。
常習喫煙を「ニコチン依存症」とみなして、治療費の一部に保険適用が認められたのです。喫煙が原因とされる肺がんや心疾患を減らし、医療費を抑制する狙いもあるようです。禁煙治療はこれまでも医療機関で行われていましたが、自由診療といって健康保険の対象外になり、治療費は全額自己負担でした。今後は保険適用が認められたので、より気軽に治療ができると思われます。
しかし、すべての喫煙者が対象になったわけではありません。
保険が適用されるのはニコチン依存症と診断された人で、医師の問診や一日の本数、喫煙年数などで判断されます。禁煙治療は、専門家が作成したプログラムに沿って、医療機関で行われます。
では、費用はどのくらいかかるのでしょうか？
通院5回のプログラムに健康保険から医療機関に支払われる報酬額は、合計９，６２０円。患者が３割負担なので、初診料と再診料を除いて２，８８６円となります。
喫煙には肺がんや心疾患、高血圧症など、様々な病気の原因になりうるリスクがあります。実は生命保険にも喫煙リスク区分型（保険会社によって名称が変わります）といって、タバコを吸う人に比べて、タバコを吸わない人は同じ保障内容でも保険料が安くなる保険もあるのです。
沖縄県内にも治療してもらえる医療機関はありますので、タバコをやめたいと思っている方はご相談されてはいかがでしょうか？
